2014年11月07日
2014年10月27日
小口容子プレゼンツ 変態まつり関連 天使モドキ上映
http://www.uplink.co.jp/event/2014/31716
こちらから予約できますので、興味のある方是非・・
過激な作品群の中ではビジュアル的におとなしい作品となりますが、個人的には見劣りしないものだと思っています。
いわゆる実験映像とビジュアル等は異なりますが、ぼくの場合は昔から作られてきた実験映像のような姿をしているものを実験映像とは思っておらず、ある程度の完成度をもって実験要素を盛り込んでいますので、明確に実験はしております。
ここで発表することになった契機について書きますが、ぼく本人はこの一見大人しい作品をこのイベントで発表することになるとは思っていませんでした。
単純に完成した作品をご恩のある小口容子氏に見せて評価してもらおうと思ったのが契機となります。
見せた理由は、ぼくが思うに、おそらく小口氏はこの作品を好まないかもしれないけど、それは置いて冷静に評価してくれる人だと思ったからです。
これまでの作品とは基本的に構造が異なり、読み取れる人は非常に少なく自信が無くなりかけていたこともあります。
そこに至までに、それを読み取れた方は、美術評論家の小倉正史さんと少数の方しかいませんでした。
結果としては、上映していただけることになり、これは最高の評価であると受け取っています。
従来の映像作品とは読み取り方が異なりますので、分かりにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
つづき
2014年10月25日
主人公の目線の先に見えるもの
このたび5年ぶりに新作が出来ましたので、いつもお世話になっている変態まつりで発表させていただきます。
よろしくお願いいたします。
この「天使モドキ」という話は、5年前、ジョイフルで友人と食事中に突然脳内に舞い降りてきた話です。
今、冷静に考えますと、ぼくのものを作ることへの思いそのものだったような気がしています。
それを個人的実験と言いますか、”主人公”の主観的視点で話を構築する手法を使って制作しています。
つまるところ、途中まである視点そのものが、物語の中で重要な位置を占めるという構成です。主人公の目線の先に見えるものにご注目ください。
それにより、主人公が何をもって”個”となり得ているのかということを問っているつもりではあります。
それが脳内に見えたとき、それそのものが”天使のような存在”に見えたことを覚えています。
作品が作品そのものを指すと言いますか・・
何か新たな挑戦をされてる方に観てほしいと本人は思っています。
もしかしたら分かりにくいかもしれませんが、お楽しみいただければ幸いです。
(中村智道)