2018年12月02日

1年遅れではありますが・・「きよこのくら」証言

シーケンス 01.Still001.jpg
(インタビューに答える、詩人なんばみちこさん)

作品「きよこのくら」では、作品とは直接関係の無いエピソードではありますが、話の中で、歴史的資料といいますか、色々な話が出てきました。
個人的には、去年の段階で作りたかったのですが、実のところ昨年10月下旬には、既に完全に鬱病に陥っていたため、これといった作業は出来ませんでした。
最近になり、やっとある程度の認識が出来るようになってきたため、作業を始めました。
一応、こういった研究をされている方の資料になるのではないかと、証言をまとめている最中です。
色々な人物の話が出てきますので、どこの誰をたどれば何が分かるのか、ある程度まとめているつもりです。中には今は既に亡くなられている方も何人かいます。
ぼく自身は、身が一つな事もあり、実のところもう少し深く探りたかったのですが、色々とやることがあるため、これより先の検証をしない予定です。
ですが、継続して研究されている方には、ある程度役に立つのではないかと思っています。

posted by 超画伯 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連

2017年08月23日

あと1000枚ほど

PK1N6285.JPG

とりあえず、「きよこのくら」関連では、あと絵を1000枚ほど描いたら終わりです。
絵と言いましても色々とありますが、一応人型のものです。
1000枚と言えば、大変といえば大変ですが、計算できる枚数なので、これまでのように休みもない極小睡眠も終わり、とりあえずは睡眠も、危機感を感じるほど減らす必要もなくなったという感じです。
ネットは、今まで通りファミレス内だけでやってますが、だらだらとしていても時間を消耗するだけなので、これでokな感じです。
絵が描き終わっても、処理に1週間は見る必要がありますが、それは何とかなるでしょう。
長らく引きこもっていましたので、久々にどこかに遊びに行きたい気分ですね。

posted by 超画伯 at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連

2017年08月16日

「きよこのくら」だいたい見えてきました

シーケンス 01.jpg
あまり、人の作品を見ていないため、なんとも言えない部分もありますが、「きよこのくら」では、色々と新しいアプローチを行っております。
現在見えている写真ですが、これの背景である、清子の蔵の中身はストップモーションアニメーションによって動いています。これは、作品の中を通して、蔵の内部の映像は、ほぼアニメーションということで、ドローイングアニメーションと合わせれば、20分を超えるアニメーションで、膨大な枚数を要するアニメーション作品でもあるということです。蔵の内部のアニメーションは、秒間24枚のフルアニメーションで、非常に滑らかに動き更に複数のレイヤーを重ねているため、短い時間で数万枚のアニメーションを消耗する内容になっています。
そういったこともあって、処理は大変に重くPCは2台ほど破損してしまいました。もう修理しましたが・・
技術的な部分はそうなんですが、この蔵でストップモーションアニメーションを行うという事は、自らも、この蔵の解体に参加することでもあり、その部分そのものも、ある種のドキュメンタリーとして見ていただけたら、作品としての視野も広がるのではないかと思っています。
上の写真は、その壊れ腐敗していく蔵の中で、奏者の坂本弘道さんがライブで追悼曲を送っているという映像です。
ここで注目したいことは、この破壊活動によって、新たな永瀬清子像が生まれてくるということでしょうか・・破壊と創造というのは表裏一体ということに他なりません。
これは、ある種の、蔵の葬儀でもありますし、そのドキュメンタリーと、実際に人にインタビューしたトークが、蔵の記憶のように目まぐるしく動きます。

シーケンス 01.Still004.jpg
二階堂和美さんが読む、「あけがたにくる人よ」に関しては、全編アニメーションを制作しており、それがエンディングまで続くという内容になっています。
この詩を再現するのにはアニメーションこそが相応しいと思ったので、かなり無理をして、6分あまりのアニメーションを作っています。
上のシーンは、「あけがたにくる人よ」の朗読が終わって、エンディングに向かっている映像ということになります。
これは、彼女が、あけがたに待っていた人(人とは限らず、物事、事象、詩のアイデア等も含まれる)のところに向かっているシーンということになります。
そこに連れていく案内人は、日本では非常に著名な詩人ということになりますが、彼自身も「あけがたにくる人」の一部なのではないかと、ぼく自身は思っています。

最終的な結論としては、彼女の撒いた種は、目まぐるしく発芽して生えていく・・そういったものを描いています。

この作品は、あくまでもドキュメンタリー作品なのかもしれませんが、インタビュー、蔵の破壊、ストップモーションアニメーション、ドローイングアニメーションが融合した実験映像作品で、新たな映像の地平が描けているのではないかと思っています。

ぼくとしては、少々ファンタジーな部分もあって、センチメンタルな要素を含む作品でもあると思います。

posted by 超画伯 at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連

2017年08月06日

何か月か缶詰状態でしたが・・


きよこのくら制作中 from Tomomichi Nakamura on Vimeo.



当初、変態的な映像をと求められていたわけですが、ここでいう変態はエロではありません。
内容と言えば、ぼくとしては最長の20分を超えるアニメーションとドキュメンタリー他、複雑な構成をセオリーの無い状態から創り出すことです。
個人的には、ある種の偏執的な制作を行う事が、ぼくにとっての変態性であって、それを行うためには膨大な時間と、他者の無用な意見の遮断、とにかく、自分の純度を保つということです。
この点では、プロデューサーの月影詩歩には大変な苦労をさせております。
自分の制作時間やら、行っていることが理解できない家族からは、ちまちまと言われ、「寝なさい」の連呼・・
残念なことに寝ている時間は大してないうえに、今後トラブルが無いとは誰も言えないわけです。
ということもありまして、ネットも電話も基本遮断し、伝言事項はプロデューサーからのみ、こちらも、他者のいう事はすべて遮断するようにとの指示でした。このあたりを実効していただき、隔離部屋まで用意していただいたことは感謝の極みです。
とりあえず、このあたりの事柄を理解できない人の言い分を聞く時間は制作を完了させるためには無いのであります。
その缶詰状態からですが、明日音楽監督の坂本弘道さんい渡す素材がやっと出来上がって、ある意味安堵しております。
期限が8月7日で、先ほど出来上がったので、本当にギリギリです。
作品そのものは、まだまだ作るところがありまして、あと2か月間のラストスパートということになります。
とりあえず、「きよこのくら」制作続行中ということで・・
posted by 超画伯 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連

2017年06月26日

とりあえず、清子のアニメーション最後のシーンを描く

kiyoko_t.jpg
とりあえず、清子が出てくるアニメーションは、これが最後になり、あと120枚も描けば終わりです。
これが終わったら、とりあえず、CGの出来ていない部分をモデリングして、背景を作り、今まで撮影したものと合わせて組んでいく編集作業を行います。
ここまでは、意地でも6月中に終わらせようとしていましたが、なんとか終わりそうな雰囲気・・
6月には、永瀬清子の肉声のデジタル変換と、いくらかの背景、色乗せを行う予定で、これは絶対に行わなければなりません。
とりあえず、休日も無く、休憩時間もあまりないですが、なんとか持ちこたえて、作業を終わらせる予定。

kiyoko_n.jpg
ちなみに、グレンデルが出てくるアニメーションを予定していますが、それは、音楽制作にとりあえず出したのちに、その間描く予定にしております。

posted by 超画伯 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連