2022年05月07日

蟻飼育は、放置の心が重要なようだ

蟻を飼育していて思うのは、放置の心だと思います。
餌やりをした後は、ある程度放置する心がないと、どうやらストレスを与えてしまうようだ。勝手に増えるのだが、餌を与えすぎると巣がカビで汚れるし大変である。

ちなみにカビ対策なのだが、以下の形状の石膏巣が一番汚れにくいようだ。
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これは、自作の石膏巣なのだが、この形状だとゴミが下のほうに落ち、蟻のコロニーが安定してくると、餌場にゴミを出してくれるので汚れが外に出てしまうわけだ。カビも蟻が増えてくると枯れて無くなるので、とにかく安定する。ゴミは下に捨てるタイプがとにかく良い。上に捨てるタイプだと中にゴミがたまり大変である。
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とにかく汚れにくいのと、アクリルが汚れにくいので、観察もしやすい。これはトビイロシワアリに限った例だが、他の蟻でも試そうと思っている。

トビイロシワアリは、女王を淘汰しないという事がよく書かれているが、ぼくが見る限りは淘汰すると思う。落ち着きがなく、うろうろする女王は、立ち上げ時は大丈夫だとしても、ワーカーが増えると淘汰されるという印象がある。このウロウロする個体のおかげで、巣の中に万遍なくコロニーが行きわたったわけだが、それが完了すると殺されるのは残念だ・・救出したかったが、取り出すことはできなかった。女王は、大人しく卵だけを産んでおけということだろうか?

オオズアリのコロニー?が壊滅寸前だ。この女王は、まったく卵も産まないので、そのチェックも無く売られた可能性がある。来たコロニーには、ワーカーと女王しかおらず、卵も幼虫もいなかった。心配だったが、予感が的中した。このままワーカーが減るならば、再度立ち上げのため、試験管巣に分離する予定だ。ヤフオクしか無かったから購入したのだが、やはりショップのほうが信頼できる。トビイロケアリにしてもそうで、ぼくがヤフオクで購入したのは、ヒメトビイロケアリのようだ。トビイロシワアリよりも小さいので間違いないだろう。初期ワーカーが小さいのは分かるが、安定したコロニーの個体も、野生に比べて小さいと感じる。ただ、全滅はしなさそうなので、これはこれで良いということにする。オークションには気をつけたほうが良い。
適当に野生のコロニーを回収したものだと、卵を産まない女王の可能性も高い。やはり、新女王から立ち上げたコロニーでなければ信頼できない。残念で仕方ない。

ぼく個人としては、アントミュージアムというショップを全面的jに信頼している。既に安定しかけているコロニーを売ってくれるので、今のところ外しがない。
posted by 超画伯 at 23:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 動物・ペット

2022年05月05日

蟻の観察

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クロオオアリのコロニー

ここ最近、空いた時間があれば蟻の観察をしている。最近は、クロオオアリを、少し観察しやすい石膏巣に引っ越しさせたのだが、大きいだけに目視で観察が可能だ。
まだ、ワーカー8匹ほどのコロニーだが、二匹だけ、際立って役割のはっきりした個体がいる。一番小さい個体と一番大きい個体だ。一番小さい個体の役割だが、主に偵察のようだ。そして、そに性質上一番餌の発見率が高い。これを巣に伝えに戻るのだが、そうすると2匹ぐらいの中間の大きさのワーカーが餌の回収に動き始める。そのワーカーたちが女王に餌を与えるのはそうだとして、一番大きなワーカーに、蜜であれば何度も与えている。一番大きなワーカー(メジャーワーカーだろうか?そに割に頭部が小さいが)の腹部は、タンクのように膨れ上がり、数日分の貯蔵が可能なようだ。
どの蟻も、毎日蜜を毎日は食べないなと思っていたが、こうして大きな蟻を観察していると分かりやすい。蜜を貯蔵しているから食べないだけで、三日後ぐらいに蜜を入れれば再び食べる。ちなみに、与えている餌は、スイーツパウダーproという蜜餌だ。この餌が、最も食いがよく、あと小さな蟻が溺れにくいと感じる。

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トビイロシワアリ女王8匹のコロニー

最近、引っ越しを完了させた、最大のトビイロシワアリのコロニーの警戒心は強く、しばらく通路に停滞して、いるのかいないのか分からない状態だったが、先日ようやく目視できる場所に出てきて、三ヶ所に塊を作っている。まだ警戒しているようで、狭い場所に留まっている感じだ。これまでのコロニーは、もっと警戒心がゆるかったので、もっと簡単に観察できるかと思ったが、時間がかかった。ただ、同じ種類の蟻でも、コロニーとして大きく性格が異なるのは興味深い。ただ本能だけで動いているのか?に関してもそれだけとは言えないような動きをとったりする。何か、ぼくが知りたいような事も見えてくるかもしれない。
社会性動物の観察は、全体として見るのが面白いと思う。
posted by 超画伯 at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物・ペット

2022年05月02日

蟻の飼育ばかりしてる

ここ最近注力しているのは蟻の世話なのだが、予想外に蟻の成長はゆっくりだ。卵から成虫になるまで、結局のところ一月半、長いものは、未だに卵のままだ。蟻の場合は、コンスタントに生むようになれば、たえることなく成虫になるのでコンスタントに増えるのだが、そうなっているのは、古参のトビイロシワアリとトビイロケアリのコロニーだけだ。
そういえば、この前、トビイロケアリらしき蟻をパーキングエリアで見た。しかし何故か大きい。。どういうことなのか?そういえば、うちのトビイロケアリは基本トビイロシワアリと同じぐらいか、それより小さいか?だったりする。もしかして、ヒメトビイロケアリなのか?ただ、新しく羽化する個体は、初期コロニーの個体よりも大きめなので、もう少し様子見をしないと分からない。最も最近羽化している個体は、トビイロシワアリよりも明らかにゴツい。長いとは言っていない。
しかし不思議だ。。こんな小さな生き物の寿命が20年以上とは。。ケアリ属の女王の寿命は長いようだ。
こうして観察していて思うことだが、蟻の飼育係で食えればなぁ。。と思ってしまう。なんというか、もの作りは邪念が渦巻いていて、ある意味つまらない。というか面倒くさい。なんというか、そういうもののために作っているわけではないのだが、肯定的に捉えれば、反作用があるのは良いことなんだろうかな?というか、蟻には癒しがあるなと思う。
posted by 超画伯 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物・ペット

2022年04月20日

トビイロケアリがついに羽化

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めでたい事に、ついにトビイロケアリが羽化しました。
いつまでも繭の中だったわけですが、5匹ぐらい一度に羽化しておりました。
ここからは、コンスタントに増えていくと思われます。
しかし、この蟻、蟻モデルとしては動きが速すぎるから生体観察だけだろうかなぁ・・
posted by 超画伯 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物・ペット

2022年04月02日

蟻がきちんと繁殖してくれている

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トビイロシワアリの女王と羽アリが+守っていますが、その中に卵があります。これは、先月採集してきた女王とワーカーたちですが、無事に卵を産んだようです。新しいアクリル製の観察キットで飼っているのですが、石膏に対して保湿などどうなんだろう?と思っていましたが大丈夫なようです。正確には数える事はできませんが、卵の数は、数十個あると思います。これらが成虫になるには、一月ぐらいはかかると思いますが、おそらくはゴールデンウイークに入ったころから増え始めて、その後は爆発的に増えるのではないかと予想。女王は3匹います。
ただ、女王にも性格があるようで、この写真の女王は、卵をすぐに産みました。もう一匹は、巣の中にいるものの、何もしていない感じで、もう一匹は、放浪癖があるのか、巣の外をうろうろしているので、他の自作石膏巣に移しましたが、そこでもうろうろしてる感じですね・・卵を産んでいる気配はありません。

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こちらは、最初にお迎えしたトビイロシワアリのコロニーなんですが、既に数倍に膨れ上がっている感じで、今あるサナギが孵れば、数百匹になるのではないかというぐらいサナギの山が何か所かに山積みされています。一月後は、更に数倍という感じで、上の採集してきた蟻たちが、今後どういう増え方をするのかの想像もできます。
撮影予定の6月にはかなりの数になっていることでしょう。

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こちらは、トビイロケアリの初期コロニーですが、幼虫が繭になっています。この中にサナギがあるわけですが、同じ蟻でもトビイロシワアリとは異なり、繭があるんですね・・トビイロシワアリの場合は、普通にサナギが外に出てるわけで、引っ越しをしている蟻でも、繭があるものはトビイロシワアリではなかったということですね。
このトビイロケアリですが、お迎え時は初期コロニーだったので、ワーカーが14匹程度・・そのため多くの卵は産んでいなかったようですが、(蟻の女王はワーカーの数に合わせて世話の出来る数の卵を産むようです)この繭から成虫が出てくれば、成虫は一気に数十匹になります。そこからは爆発的に増えると予想します。案外6月には、こちらも撮影可能かもしれませんね。ただ、トビイロシワアリとは身体能力が違うようで、スピードパワーともにトビイロケアリが上のような気がします。撮影は難度が高いかもしれません。
とりあえず、今後が楽しみです。
posted by 超画伯 at 03:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物・ペット