2021年08月25日

三国志 Three Kingdoms みました

アマゾンプライムビデオで、あなたにオススメと、半月ぐらい前に出ましたので、気になって、それからコツコツと観ておりましたが、これまで知っていた三国志の中でも、最高傑作だと思いました。2010年作品とのことで、中国のテレビシリーズという感じです。日本で言えば、大河ドラマのようなものに相当するでしょうか?

日本で三国志と言えば、横山光輝のマンガや、吉川英治の小説が有名で、どちらかと言えば、劉備というか蜀目線で、正義の劉備や諸葛亮による、賊軍曹操、司馬懿成敗を描いた、勧善懲悪ものという色が濃い気がする内容ですが、こちらは曹操や司馬懿からの目線が強い内容となっていました。

実際のところ、この当時、最も活躍し、歴史を動かしたのが魏なわけで、話としてもまっとうなところです。
それでも、大きな流れは、日本版と同じなので、分かっている人にも十分楽しめる内容なのではないかと。

2010年あたりといえば、丁度中国の経済力が日本を超えるあたりで、内容にも勢いを感じるもので、テレビシリーズとして、他の国ではもはや不可能なのではないかというスケールでもありました。

人物描写が細かく、しっかりとしていて、特に呉の魯粛、魏の曹操の描き方は素晴らしい。日本で人気の、劉備、関羽、張飛の三兄弟は、それに比べて、やや間抜けであり、諸葛亮と出会うことで、やっと日の目を見るという感じ。隙だらけで、最後は傲慢で死ぬあたり、関羽とかは、特に脳筋的に描かれていたりもします。全体的に、この三人は、肝心なところで判断を誤るわけです。
仁義だの礼だのと、乱世で劉備は固執するものの、結局は、その通りにはなっておらず、そういうものを捨て去って利用だけしている曹操の有能さが際立っています。ただ、悪人になりきれず、時々人間らしい情を見せたりするところに、なんとも魅力を感じます。特に陳宮との最後のやりとりや関羽を埋葬するシーンは必見です。制作の意図なのか、徐々に曹操が年をおうごとに成長して優しく変化していっているようにも見えます。勿論、劉備のような甘さはありませんが。

しかしながらどうでしょう?現在の中国では、曹操が人気と聞きますが、時代によっては劉備が人気な時期もあるといいます。
毛沢東が曹操が好きだったというのも、内容を見ると、なるほどと思うわけですが、例えば、始皇帝の韓非子、この教えは、徹底的な合理主義で、乱世にはめっぽう強かったものの、太平の世には向いておらず、劉邦が天下を取った後、前漢では、武帝によって、それまであまり脚光を浴びていなかった孔子からの流れの儒教を採用していたりします。それ故に、漢の末裔である劉備は、仁義や礼を重んじたということになるのでしょうが、今後の中国が、どのような状態になるのか?緩やかに人気は、劉備側に流れていくのかは気になるところです。

posted by 超画伯 at 05:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
孔明が好き!という人が多いですね。
僕もですが。
奥深いですね。
Posted by F at 2021年08月28日 01:17
Fさま
どうも、本家の中国では、司馬懿が人気あるようですね。司馬懿が主人公のドラマもあるようです。
今の中国は、おそらく覇業を行おうとしているので、そちら側が人気なのかもしれません。
文民統制になると、劉備、孔明になるのかも?と思いました。
Posted by O at 2021年08月28日 04:32
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