(YASHICA Y35)
この正月で一番面白かったのは、おそらく統合失調症であろうオッサンが、ファミレスで延々と安藤忠雄や姜尚中、あと少年アシベや一休さん、そして新右衛門さんと一人で笑いながら会話していた事でしょうか。様子からして、路上生活者なのでしょうが、外には自転車が置いてありました。
まだ、こういう人が、強制的にどこかに閉じ込められずにいるんだなというのがその時の感想。昔は、もっと大勢いたと思うけど、どこに行ったのでしょう?
精神病院には、統合失調症の人もいましたが、意外に普通な感じで、双極性障害の人もいれば、知的障害の人もいます。すぐに自傷行為をする女子高生とかもいました。入院した時は、そういう人たちとも色々と会話もしましたが、意外に普通な感じです。時々発狂する人もいますが、話してみると普通です。そういう意味では、外の世界と大差ありません。まぁ時々おかしいわけです。ものすごく興味深い話が出来る人がいるのではないか?と思いましたが、いませんでした。そういう意味では、面白い話が聞けたと言いますか、聞こえてきたという感じです。
入院もすすめられていますが、あそこは退屈です。本当に皆病気なのでしょうか?そんなところよりも、どこか遠くに行きたいものです。世の中、無味無臭化することで、随分と退屈になってしまいました。
身近な人で、話て面白いのは、母親かもしれません。基本、昔のままですが、随分と記憶力が無くなった感じです。同じ話ばかりをすると、他の家族は怒ったりすることもあるのですが、ぼく個人はあまり気になりません。
実のところ、大した話もしないわけですが、同じ話を何度もします。それに合わせて、こちらも同じことを何度も言う感じです。
ぼく自身は、脳に何らかの損傷がある人や、アスぺな人と話すのがストレスではありません。むしろ相手が喋りすぎるぐらいが心地良いです。たぶん、情報量があるからでしょう。
むしろ、定形発達の人たちと話すほうが苦痛があることが多いです。何かとしょーもない嘘をつくのも苛立ったりします。色々と取り繕うのも面倒くさい。こちらも合わせなければならないのでしょうか?
まぁいいや、少し遠くに行きたいなぁ。。