色々と、色々な人に学んだというか、親や教員に聞かされたものですが、困難や障壁に立ち向かえという考え方。これは、ある意味正しいのですが、適応力すらない人間が、それをする意味は無いのかもしれません。考えてみれば、時間の無駄でしたし、それによって障壁を乗り越えた事もありません。「そうしないと生きていけないから」と聞かされたものの、ぼくに関して言えば、後れを取り、ますます生きていけない状態に陥ったわけです。たぶん、ぼくにとっての有利な生き方は、それではなかったと思うわけです。
ぼくは年をとりました。時間は刻一刻と無くなるわけで、あまり無意味な時間を過ごすわけにもいきません。今までの数十年受けてきた洗脳から解き放たれる必要があります。出来ない事を克服するのではなく、出来る事に注力するのだと自分に言い聞かせています。