2017年02月26日

病棄て

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この本は借り物なんですが、現在永瀬清子について調べる上での資料として読んでいます。
もともとは1400円の本ですが、出版数が少ないのか、今では古本で1万円ほどするようです。
手元に置いておきたいのですが、少々高いためこれを読んで返す予定です。
残念な事ですが、ぼくは読んでもすぐに忘れます。実は、読書しても、あまり残らない頭の構造らしく、翌日には多くが消えて無くなっているという感じで、元々あった記憶が頼みになります。何故か、案外知っていることもあるので、そこを繋いだものが残るという感じでしょうか?
たぶん知識としては何かが残っているのでしょうが、半分ほどを読み終えて、何が書いていたのか思い出せないというのが今の状態です。ただ、感覚としては色々と面白いことを書いていたという印象が残っています。
人と会った時に聞かれると、ふいに知識として何かが出てくることがありますので、一応読んでいる意味はあるのでしょう。
感覚として残っているのはハンセン病という病気が、特効薬が出来ていたり、そもそも感染力が弱いにも関わらず、昔から差別の対象となってきたこと、鎌倉仏教等の記述もありますが、この病気に関してだけは多くの宗教家も救いの手を差し伸べなかったことについて書かれていたように思います。
永瀬清子の家は日蓮宗不受不施派だったかと思いますが、それを辿るところの日蓮上人もこの病気に対する断念の記述があったように思います。
それはともかくとして、永瀬清子本人は、長島愛生園に通っています。たぶんその記述もこの本に出てきそうではありますが、最初にこの愛生園に行ったのは別の詩人ということになります。ちょっと今は名前忘れていますが・・

ちょっと脱線しますが、少し前、永瀬清子生家保存会のKさんから県庁時代の永瀬清子の話を少し聞きました。その感じでは、永瀬さんが根っからの平和主義者なのだという印象を受けています。県庁の世界連邦事務局で働いていたころのエピソードを聞きました。
Kさんが「本当に世界連邦とか出来ると思うんですか?」という質問に対して永瀬さんは「私の目の黒いうちには出来ます」とムッとして答えたそうです。それを回想しながらKさんは「若気の至りで失礼な事を聞いたものです」と言ってられました。
ぼくは、基本的にひねくれていますし世界が繋がれば庶民は切られるとの思いがありますので、もしその場にいたならば、同様のことを聞いたのではないかと思いますが・・
こういうエピソードには、ぼくもノスタルジーを感じます。ぼくが子供の頃はそうでしたが、戦争が終わって新秩序が出来てから最近までは、その理念は理想化されて輝いていたように思います。
ぼく自身も金の世界を考えなければ、そう思っていたでしょう。
基本的には日本人には国という感覚はあっても国際主義の感覚は本来弱いいのではないかと思っています。というか、日本の保守思想そのものが、非常に国際主義とは相性が悪いのだと思います。なので、自分が共産主義者や新自由主義者だとして置き換えて考える場合は、日本という国は根の部分では対極の存在であって、もしその立場だとしてら、何らかの対処をしなければならない国という感覚があります。
これらの国際主義的な考え方はユダヤ人発の考え方だと思いますし、言ってしまえば、ロスチャイルドがマルクスに費用を出して、共産主義を研究させてたりしたわけで・・まぁ支配者と搾取される側のポジションは基本的に今の世の中と変わりない世の中なわけです・・こういうところからグローバル的感覚が民族としてぶつかるのは当然のことなのでしょう。かつて共産革命を起こしたロシアは、今は民族派のプーチンを生み出していますしね。
この国際主義的な考えの元では、ユダヤの土俵ですし、彼らは民族を捨てませんが、他は根無し草にならなければならないのが問題です。結局のところ、これが軋轢を生んでしまっているのであって、長年の問題に繋がっていることもあるでしょう。民族主義的考え方は嫌だから国際主義と言いましても、言い方を変えれば、それはユダヤ民族主義に乗っかっているだけとも言えるかもしれません。とりあえず、現在はこのシステムで動いていると言えると思います。
ただこれはぼくが思うことであって、永瀬清子がそれを考えていたということは、長島の件等、生前のエピソードを聞いても、可能性はとても低いということです。
ぼくは生まれた時代も違いますし、見てきたものも違うと思いますので、考え方も違うのが当然です。
ぼくが悩むことですが、ぼくは永瀬清子の意思を尊重した表現をするべきなのか、ぼくの意見を押し通すのかということです。
表現としては永瀬清子を尊重した世界のほうが美しいのは確かなのです。

posted by 超画伯 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | きよこのくら関連
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