2014年10月27日

小口容子プレゼンツ 変態まつり関連 天使モドキ上映

スナップショット000002.png


天使モドキ

http://www.uplink.co.jp/event/2014/31716

こちらから予約できますので、興味のある方是非・・

過激な作品群の中ではビジュアル的におとなしい作品となりますが、個人的には見劣りしないものだと思っています。
いわゆる実験映像とビジュアル等は異なりますが、ぼくの場合は昔から作られてきた実験映像のような姿をしているものを実験映像とは思っておらず、ある程度の完成度をもって実験要素を盛り込んでいますので、明確に実験はしております。


ここで発表することになった契機について書きますが、ぼく本人はこの一見大人しい作品をこのイベントで発表することになるとは思っていませんでした。

単純に完成した作品をご恩のある小口容子氏に見せて評価してもらおうと思ったのが契機となります。

見せた理由は、ぼくが思うに、おそらく小口氏はこの作品を好まないかもしれないけど、それは置いて冷静に評価してくれる人だと思ったからです。

これまでの作品とは基本的に構造が異なり、読み取れる人は非常に少なく自信が無くなりかけていたこともあります。

そこに至までに、それを読み取れた方は、美術評論家の小倉正史さんと少数の方しかいませんでした。

結果としては、上映していただけることになり、これは最高の評価であると受け取っています。


従来の映像作品とは読み取り方が異なりますので、分かりにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。


トロント国際映画祭プログラマー
クリス・ゲーマン氏の天使モドキに関するコメント

私はこの作品がとても好きです。
デリケートでミステリアスで。
今シンプルなスタイルのアニメーターが多いですが、この作品の描写は数多くある、その他の作品よりも遥かに優れています。
節約的だが、表現豊かで内なる生命を感じさせます。
私は、これはとても強い作品だと思います。


美術評論家 小倉正史氏による天使モドキに関するコメント

「天使モドキ」はよくできた映画のように流れますが,その流れを追うだけでは中村智道が意図するものはつかみきれないかもしれません.よくできた映画というのは,一般に,表面にはちらりとしか現れないさまざまな要素を伴っています.それらの要素が底流でつなぎあわされて,「天使モドキ」では,作者は,現代の生活のなかで可能な幻想の極限と,それの実現をはばむものについて考えをめぐらしています.単純でわかりやすく刺激的なだけの表現があふれているアートの世界のなかで,この作品は希有な品格と表現の深みを持っていると思います.

Masashi Ogura

posted by 超画伯 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭
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