2022年09月05日

集団の熱狂

本を読んでいて気がついたのだけど、ぼくには群衆の中で一緒に熱狂するというー概念がない。例えばスポーツ観戦、ライブ、地域行事、国家行事、お祭り騒ぎ、そういうもので騒いでる人を眺めるだけで、その中に入った事がない。だからなのか、例えば、現在、ぼくが属している表現世界の中の集団幻想のようなものも冷ややかにみている。あるのは、個人的な対人関係だけだ。
これが何なのか、また病院で聞いてみたら分かるかもしれないが、そういう一体感のメカニズムの説明を読むかぎり、ぼくにはその感覚が無いようだ。普通は、脳内のメカニズムとして、そういうものはあるようだ。
ただ、それはそれで良い事もあるのかもしれない。
posted by 超画伯 at 03:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2022年09月04日

マジョリティーの匂い

ぼくのパートナーは、弱者に優しい。
コンビニで、あるお婆さんが、支払い時にお金が百数十円の足りなくてパニックになり、その反応に若い店員もパニックに陥っていたわけだけど、代わりにお金を支払い、店員はお婆さんの荷物を運び、事なきを得た。
こういうことは、案外多くの人はスルーなのだが、パートナーはそうではない。
多くの人の場合、日常的出来事ではない場合、どにようにすれば分からず、見て見ぬふりをする。これは、村の慣習に浸りきった日本人においては顕著だと思う。見も知らぬ他者、つまり「よそ者」に対する共感能力も薄いというのもある。
パートナーには、独自の価値観があって、社会の一般には当てはまらない。世の中で「そういうことになっている」いわゆるステレオタイプにも陥っていない。
たぶん、そこが良いのだろう。

ぼくは、自らの素性を晒すことで、他者のもつステレオタイプを確認している。「仲間ではない」という反応、つまるところ、そういうステレオタイプを人は本能的に持っていて、社会において識別する習性があるのだが、これは「蟻」が持つ匂いによる識別、つまりそういうステレオタイプの認識に非常に近いものだ。

実のところ、人間の行動の9割以上は本能によるものだ。例えば、注射をある人種に打つ場合、同じ肌の色の人種に対しての痛みに関する共感というものが、他の人種に対するものよりも高い事が、脳の活性度合いを見る実験で分かっている。これは、自らにはそういう偏見が無いと思っている人でさえ、脳はそのように反応する。少々寂しい事だが事実だ。それが蟻と同様の「匂い」による「仲間」の認識の一つなわけだ。
その「匂い」を共有する群れというものを、ばくはマジョリティー的なものとして認識していると思う。それが、社会において、多いか少ないか?は大きな問題ではなく、極端に少ない場合を除いて、そのように感じてきた。
ここまでの認識が、ぼくの今後の行動に繋がってくると思う。
おそらく、それでも、それを乗り越えるために知性というものがある。それによって、人間が「蟻」を越えられるのかどうか?の鍵になるのではないか?と思うことにしている。
posted by 超画伯 at 05:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2022年09月02日

キヤノン写真新世紀 30周年記念展「写真新世紀30年の軌跡展−写真ができること、写真でできたこと」

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展覧会のご案内

キヤノン写真新世紀 30周年記念展


「写真新世紀30年の軌跡展−写真ができること、写真でできたこと」

に、中村智道が参加いたします。このたびは、このような素晴らしいイベントにお誘いいただき、ありがとうございます。


日時 2022年10月13日(木)〜11月22日(火)10:00〜17:30

*毎週日曜日・祝日は休館日

会場 キヤノンギャラリー S

入場料 無料


どこかで会場に伺うこともあるかもしれませんので、その時はよろしくお願いいたします。


「写真新世紀30年の軌跡展−写真ができること、写真でできたこと」

posted by 超画伯 at 20:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 展覧会

はままつアニメフェスタ 2022 「孤高の天才 中村智道 作品集」

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はままつ映画祭、はままつアニメフェスタ 2022にて、中村智道作品集「孤高の天才 中村智道 作品集」の上映が行われます。

はままつ映画祭の関係者の皆様、お声かけいただきありがとうございます。

既に映像作品の制作は停止してますが、このような形で紹介していただく事に感謝いたします。

ページの下のほう、Dプログラムに詳細が書かれております。

よろしくお願いいたします。

詳細


posted by 超画伯 at 17:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画祭

大仕事終える

大仕事とは言っても、たったの1枚の写真でしかありませんが・・とは言っても大仕事ではありました。
月末には、何らかの形でお見せできるかもしれません。
今後の事を考えても、動き続ける必要はありますが、とりあえずは、何日かは普通に休むことができそうな感じで、そこが嬉しいですね。
今年の夏は、体調も良かったのですが、非常にやることが多かった。ただ、今から考えると、これまでになく面白かった日々。
月末が楽しみです。
posted by 超画伯 at 00:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記